2022年6月25日更新

美味しい卵(生命力の強い卵)は元気な鶏から

①初生ヒナから土間飼い

生まれてすぐに土の上(発酵床)へ。抗生物質や薬剤を使用せず、微生物・菌に触れさせることで自然免疫力を高めます。

②鶏まかせ自然まかせ

鶏たちは気の向くままに鶏舎を出て日光浴や砂浴びを楽しみます。雨の日だってなんのその、土をついばみ虫を探します。これが健康の秘訣。だからあくまでも放し飼いにこだわります。

③食べ物が鶏をつくり卵をつくる

食べ物は内容物や添加物に不安のあるメーカー配合飼料は使わず、自家配合の発酵飼料を中心に与えています。お米をベースに、地場の腐葉土に付着する菌で発酵させ、できるだけ自然界で食べるであろう状態に近づけています。

 卵の味や黄身の色は飼料によって変えられます。濃厚な味にしたり、黄身の色を濃くしたりすることを目指すのではなく、生命力の強い卵を産む鶏を育て、その産んだ卵が結果的に美味しいと評価してもらえればうれしく思います。

 鶏たちがアニマルウェルフェアの理念に掲げる5つの自由(飢えおよび渇きからの自由、不快からの自由、苦痛・損傷・疾病からの自由、正常な行動発現の自由、恐怖および苦悩からの自由)を確保することができるよう、お手伝いをすることが自然養鶏と考え、日々努力しています。

▲日光浴や砂浴びも健康維持には欠かせない ▲自由に地中の虫などをついばむ