低カロリー・低タンパクの粗飼料でじっくり育てる

食べ物が鶏をつくり卵をつくる

  内容物や添加物に不安のあるメーカー配合飼料は使わず、自家配合の発酵飼料を中心に与えています。お米をベースに、地場の腐葉土に付着する菌で発酵させ、できるだけ自然界で食べるであろう状態に近づけています。

 

自家配合飼料

  鶏の成長過程や体調に合わせて、季節に応じて、などさまさまな場面に応じて配合割合を変えられるのが自家配合飼料の利点。自分で選んだものを配合できたり、旬のものを混ぜ合わせたりすることもできます。

 

発酵飼料

  地場の腐葉土に土着する菌を糠などを栄養源に発酵させ、これを基にさまざまな飼料を配合し、発酵飼料を作っています。発酵飼料は飼料の吸収や病気などへの免疫、抗体などに影響し、また体液の弱アルカリ化をもたらすなど健康維持に大きく関係すると考えられています。

緑餌

  発酵飼料と同様に重要な緑餌。COCCO相木では初生ヒナの頃から緑餌を与えていますので、繊維質の多いものも消化できる丈夫な胃を作ることができます。季節に応じた緑餌を毎日与えています。 

 

虫など

 大豆粕などでタンパク質は補っていますが、虫は鶏にとって大事なタンパク源。四六時中、土をついばみ虫を探しています。ときおり生餌を与えていますが、鶏たちは歓喜にわき、奪い合って食べています。

 

メーカー配合飼料は一般的に鶏の成長を早め、産卵数を増やすことを目的とした高カロリー・高タンパクになるよう配合されていますが、COCCO相木が日々与えている発酵飼料・緑餌・生餌は低カロリー・低タンパクな粗飼料です。このような粗飼料はゆっくりと育てて十分に体が充実してからの初産にできる、産卵の間隔を長くして体力を消耗させない余裕のある産卵ができる、などの効果があります。COCCO相木では産卵効率を上げることを目指すのではなく、鶏たちの健康を第一に考え、その結果、健康な生命力のある卵を産めるような飼料作りを目指します。