卵のあれこれ

卵はいつまで食べられる?

 保存方法さえよければ2か月近くもつこともありますが、これはあくまでも個人的に試験してみた結果ですので真似はしないで下さい。

 日本鶏卵協会のマニュアルでは、賞味期限については産卵日起点であることをより明確化するとともに、家庭で生食用として消費される鶏卵については「産卵日を起点として21日以内を限度」として表示するよう制定されています。また、この基準での鶏卵の保存温度については25℃以下に努めるものとする、とあります。

 COCCO相木ではさまざまな保存状態が考えられることから、賞味期限を冬場においては産卵日を起点として21日以内、夏場においては17日以内として表示しています。生食の場合は割卵後すぐにお召し上がり下さい。

 これはあくまでも生食用の賞味期限ですので、それ以降は十分に加熱調理して下さい。また、生きものが産む性質上、新鮮なものであってもまれに卵黄が崩れる場合があります。その場合は生食は避けて下さい。

 殻にヒビが入っている卵は出荷段階で取り除いていますが、万が一混入していた場合は、なるべくお早めに十分に加熱調理してからお召し上がり下さい。

 

保存方法

 基本的には冷暗所にて保存して下さい。温度変化があると良くないため、冷蔵庫(10℃以下)での保存をお勧めしています。特に一度冷やした卵を暖かいところに移動させると、卵の殻が汗をかいたようになり、鮮度の低下につながります。

 卵売り場が常温の場所になっているのは、持ち帰る際に温まって鮮度が落ちるのを防ぐためです。

 

無洗卵

 COCCO相木のふる里卵は無洗卵です。これは卵の鮮度を保持し殻の内部へ菌等の侵入を防ぐクチクラ層を残すためです。良く絞った布で汚れのみを落としています。気になる方はお召し上がりになる直前に洗って下さい。

 卵に関する食中毒として特に気を付けなければならないのはサルモネラ菌による食中毒です。COCCO相木のふる里卵は定期的にサルモネラ菌の検査を行っています。下記に試験検査成績書を掲載しています。

 

有精卵?

 有精卵の表示基準は「メス100羽に対しオス5羽の割合で自然交配が可能な飼育環境」となっており、COCCO相木ではこの基準を満たしています。ただ、有精卵と無精卵に栄養価や味の違いはほとんどありませんし、有精卵にするためにオスを一緒に飼育しているのではないため、特に有精卵を謳って販売することはしていません。

 

サイズ

 鶏卵の取引規格に沿って、MSサイズからLLサイズを均等になるように販売しています。

 

血のようなものが混ざった卵(血卵)は食べられる?

 卵に混入した血液は、卵が卵管を通過する段階で血管から出血して卵黄に付着したものとされています。ブラッドスポットと呼ばれ、食べても害はありませんが、気になる方は取り除いてからお召し上がり下さい。まれに大量の血液が混ざっている場合もあります。そのような場合は交換・返金の対象とさせていただきますので、お手数ですがご連絡下さい。

 

肉片のようなものが混ざった卵は食べられる?

 卵に肉片のようなものが混ざることがあります。ミートスポットと呼ばれ、赤玉の卵に発生頻度が高くみられます。食べても害はありませんが、気になる方は取り除いてからお召し上がり下さい。まれに大きな塊が混ざっている場合もあります。そのような場合は交換・返金の対象とさせていただきますので、お手数ですがご連絡下さい。

 

みだれ卵

 卵黄が崩れて卵白と混ざった状態の卵を「みだれ卵」と呼ばれます。卵黄の膜が非常に弱く、卵白の形成過程で卵黄と混ざってしまった卵で、頻度はかなり低いですがまれに発生します。腐敗臭がなければ腐っているわけではありませんが、交換・返金の対象とさせていただきますので、お手数ですがご連絡下さい。

 

そばかす?

 殻に斑点のような模様が出る場合があります。白身や黄,身に影響はないので、殻に模様があってもなくても同じ卵として扱っています。

 

茹で卵がうまく剥けない

 新鮮な卵は炭酸ガスの内圧が高く卵白pHが低いため、殻と卵白がくっつきやすく、茹で卵にすると殻が剥きにくいことがあります。茹で卵には少し日数が経った卵がおすすめです。殻の丸い方に画鋲などで穴をあけてから茹でると炭酸ガスが抜けやすくなります。