いつでもコッコ日和 第8号

卵の冷蔵配送が始まります…

6月より9月いっぱいまで卵のお届けは冷蔵による配送となります。当初は5月初めからの冷蔵配送を予定していましたが、涼しい地域のお客様もいらっしゃること、午前中配達ご希望の方も多くいらっしゃること等を考慮し、一律に冷蔵配送するのは6月からとし、それ以前はご希望の方のみとさせていただきました。6月からは暑い日も多くなるので、冷蔵代が別途かかりますが、卵の品質保持のために冷蔵配送となりますことをご理解いただければと思います。

 

冷蔵配送開始に伴い、今回は卵の保存方法等のご案内をさせていただこうと思います。

卵の保存は温度変化のない冷暗所でが基本…私が個人的に調べた結果、卵の保存方法としてベストな場所は温度が10℃~15℃で一定している冷暗所です。ただ、なかなかこの温度帯で安定している冷暗所はありません。日中お出かけされる方は家を締め切っているかと思いますが、家の中で一番涼しい場所でも夏場はかなりの高温になります。またCOCCO相木のふる里卵は有精卵です。有精卵の孵化に最適な温度は37.5℃ですが25℃以上で貯卵(卵の保管)すると孵化が始まると言われています。つまり食卵としては劣化が始まるのです。有精卵は夏場はより保管に注意が必要です。このようなことを考えると特に夏場は冷蔵庫で保管するのが一番確実な方法だといえます。

 

 また、卵は一度冷蔵庫などで冷やした後に暖かい場所で保管すると、汗をかいたようになり品質低下につながります。夏場はCOCCO相木では採卵後箱詰めをした後は冷暗所で保管し、そのまま運送会社の冷蔵車で移送します。商品到着後は速やかに冷蔵庫で保管していただければ、品質の劣化も最小限に抑えられ、安心してお召し上がりいただけます。

夏場はサルモネラ菌に注意…卵による食中毒として代表的なものがサルモネラ菌による食中毒です。サルモネラ菌の発育温度は10℃以上、特に20℃以上になるとよく増殖し、発育最適温度は37℃位とされています。上記のように卵の保管をしっかりしていただければ問題ありませんが、サルモネラ菌は熱抵抗性が弱く十分な加熱することによって死滅しますので、心配な場合は加熱調理をして下さい。

 卵の賞味期限はサルモネラ菌による食中毒防止の観点からサルモネラ菌の変化を基準に算出しています。COCCO相木では冷蔵配送する夏場の期間は賞味期限も短く設定しています。生食をされる場合は、必ず賞味期限内に召し上がっていただくようお願いします。その他にサルモネラ菌対策としては卵に付着した成分を抽出しサルモネラ菌がないかの検査を夏場の一番暑い頃に行います。

 

 またCOCCO相木のふる里卵は無洗卵です。これは卵の鮮度を保持し内部へのサルモネラ菌をはじめとする菌等の侵入を防ぐクチクラ層を残すためです。よく絞った布で汚れのみを落としています。気になる方はお召し上がりになる直前に洗って下さい。万が一、ヒビの入った卵があった場合はよく熱を通してお召し上がり下さい。

夏場の夏バテ防止にはTKGで…暑い夏はコッコ達も水分を多くとるため、冬場に比べると卵が多少水っぽくなったりもします。そんな変化もありますが、夏場でも卵の保管をしっかりし、上記のような注意をすれば生食をお楽しみいただけます。夏バテ防止にTKG(卵かけご飯)は最適、だと思います、個人的に(^_^;)。

普通に醤油をかけて、TKGによく合うだし醤油をかけて、はたまた塩のみをかけてのTKGは最高です。溶き卵に醤油を混ぜるのではなく、ご飯の上に軽く醤油をかけて、そこに溶き卵をかける、というTKGも試して見て下さい。またちょっと風味が変わります。

 

 熱々のご飯の上に生卵をかけて…電話がかかってきてそのまま長電話をして…、長時間放置した後に食べる、ということだけはくれぐれもなされないように…(^_^;)。